
今まで「財務分析」の勉強をして保険営業は変わりましたか?
今までお会いした方すべてにいえることですが、保険外交員の方は非常に勉強熱心です。
特に税制改正という部分や保険税務についての勤勉さは会計事務所職員よりもすごいものがあります。
保険税務は常に改正が多く、情報収集が大変な時代が続きました。
ある意味「節税保険の終焉」といわれる状況になり、節税や税務で法人保険営業がしにくい時代に入ったと思います。
そんな中、保険外交員の方の中には「決算書の読み方」や「財務分析」の勉強をしてきた方もいらっしゃると思います。
そこで、実際のところ「保険営業」への効果はいかがでしょう?
もしかすると、今までの「決算書の読み方」や「財務分析」では保険営業への効果は低いかもしれません。
その理由を見ていきましょう。
(今までの研修の効果が低い理由)
経営者自身が数字に弱いので説明が伝わらない
保険外交員の方と経営者の間に「経営経験」の格差がある
実務の数字の使い方を教わっていない

経営者自身が数字に弱いので説明が伝わらない
保険外交員の方と経営者の間に「情報」の壁があるために、勉強してきた「決算書の読み方」や「財務分析」が伝わらないのです。
そのため、保険を売りたいために「決算書をみせて欲しい」と言われただけという雰囲気になってしまいます。
保険外交員の方と経営者の間に「経営経験」の格差がある
数字が苦手な経営者の方のために、決算書の内容を説明しても「経営者との経営経験の格差」があるため、経営者が素直に聞き入れてくれないという問題が出てきます。
経営者は長年自分なりの経営をしてきているので「経営をしたことのない人」の話を受け入れにくいという状況になってしまいます。
最悪な状況は「決算書の説明」をしている方もあまり数字がわかっていない場合は、地獄絵図になってしまいます。
実務の数字の使い方を教わっていない
「決算書の読み方」や「財務分析」の研修で教わるものは規模の大きな会社の事例だったりで、目の前にいらっしゃる会社の規模に合わないケースがあります。
大企業と中小企業では事業構造自体が異なっていたり、資金調達能力も異なります。
そのため、あなたのお客様にとってはリアリティーの感じられない数字の使い方の説明になってしまいます。
本当に中小企業の実務に使える数字でなければ共感はしてもらえません。
お客様のために役に立ちたいと思っても、伝わらずに保険提案が売込になってしまいます。