保険外交員の数字理解力はこうしてあげるのがベスト

保険外交員にとって法人保険は税法がわからないから敷居が高いという声を聴きます。
節税という側面での保険提案の時はこの「税務」という知識が大きな武器になってきました。
しかし、税制改正でいわゆる節税保険というものが封じられてからは税務という視点は武器になりません。
むしろその会社の経営がよくなることが保険販売のチャンスを生み出してくれるのです。
(目次)
1.保険外交員の節税保険提案のリスク
2.保険外交員が抑えるべき損益と財務の違い
3.保険外交員の数字理解力は戦略MGマネジメントゲームがベスト
1.保険外交員の節税保険提案のリスク
法人保険においては保険料の経理処理が付きまといます。
保険契約期間が長期に及ぶものや保険契約者・保険金受取人の組合せによって税務的な判断が伴ってきます。
特に最近では「いわゆる節税保険」に対して金融庁から生命保険会社に対して非常に厳しい対応が出ました。
節税というと税務署の問題と考えるのが一般的ですが、保険商品の開発・保険の販売姿勢というところから金融庁からの指導ということになりました。
商品の開発・販売ともに節税に傾きすぎたことで保険会社としての姿勢に対しての行政指導が出たことになります。
保険外交員にとっては会社が商品化した保険商品をお客様に提案するという当たり前のことではありましたが、保険本来の働きという趣旨から外れることはリスクが伴うということを顕在化された事例です。
また、節税の部分に重きを置くことは次のようなリスクが伴います。
- 保険加入法人の業績は長期間好調の可能性は低い
- 保険は被保険者がいるので、被保険者の雇用が安定しない場合に節税どころではなくなる
- 保険料によるキャッシュ固定化が経営的負担が大きくなりやすい
特に、節税ありきで保険加入を進めてしまった場合、業績悪化によりその法人と接点を持ちにくくなってしまいます。
大切なお客様を苦しませるだけでなく、ご紹介をいただけるチャンス自体を減らすリスクが高くなります。

2.保険外交員が抑えるべき損益と財務の違い
保険外交員の方が抑えておくべきことに「損益」と「財務」の違いがあります。
財務分析などを勉強されていると損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)はご存じかと思います。
損益計算書(P/L)では次のことがわかります。
- その会社の売上高
- 役員報酬
- 減価償却費
- 各種利益(粗利益・営業利益・経常利益など)
貸借対照表(B/S)では次のことがわかります。
- 現預金
- 固定資産状況
- 保険積立金
- 借入状況
- 資本金
- 過去の利益状況
大まかなところとしては、このような部分がわかります。
大切なことは損益計算書では「今儲かっているのかどうか」がわかるということです。(今の収益力)
貸借対照表では「その会社の財務状況がどうなっているのか」です。
もっと踏み込むと、貸借対照表では万が一が起きたときにどれくらい会社が持つのかがわかるということです。(時間を稼ぐ力)
コロナ禍が始まったときに、数字に強い会計事務所は貸借対照表と損益計算書を組み合わせて「いつまで資金が持つのか」を社長と打ち合わせしていました。
損益計算書の使い方と貸借対照表の使い方の違いは理解しておきましょう。

3.保険外交員の数字理解力は戦略MGマネジメントゲームがベスト
保険外交員の中でもプロ代の経営者は自分の会社の決算を行っているので数字の理解がしやすいと思います。
しかし、経営者として試算表や決算書と向き合っていない保険外交員の方が経営者と数字の話をするには「経営の数字」に触れておく必要があります。
特に、会社が事業をすると損益・と貸借がどう変化するのかのイメージをつかんでいなければ会話から状況を想像することができないのです。
実際にたくさんの会社の決算書を集めてみても、どのような事業取組の結果そうなったのかはわからないと思います。
そこで、経営シミュレーションゲームを通じて自分で決算書やキャッシュフロー計算書を作ってみたほうが理解度は格段にアップします。
戦略MGマネジメントゲームは経営シミュレーションゲームで1日で3年~5年分の経営をすることができます。
これを保険会社の部門などで勉強会でやってみるだけで、法人保険への取組のハードルはぐっと下がってきます。
なぜなら、経営者のなかにはこの勉強会を終えた皆様よりも経営の数字が苦手な方がたくさんいらっしゃるからです。
もしも、そういう社長にお会いすることがあったら一緒に戦略MGマネジメントゲームをすることで共通の話題ができ、その会社の決算書を見ながらお話をすることができます。
もしも、戦略MGマネジメントゲームに興味がございましたらお気軽にご連絡いただければと思います。
出張での開催も対応しております。

